谷山智康のプロフィール
学歴
- 1987年 慶應義塾 高等学校卒業
- 1991年 慶應義塾 大学理工学部計測工学科 卒業
- 1996年 慶應義塾 大学大学院理工学研究科 物質科学専攻 単位取得退学
職歴
- 1996年 科学技術庁 金属材料技術研究所(現 物質・材料研究機構)科学技術特別研究員
- 1998年 東京工業大学 大学院総合理工学研究科 助手
- 2004年 東京工業大学 応用セラミックス研究所 講師
- 2006年 東京工業大学 応用セラミックス研究所 助教授(准教授)
- 2016年 東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 准教授
- 2018年 名古屋大学 大学院理学研究科物質理学専攻(物理系)教授
兼務
- 2001年 ケンブリッジ大学 キャベンディッシュ研究所 客員研究員(2年滞在)
- 2007年 科学技術振興機構 さきがけ研究員
- 2016年 大阪大学 招へい准教授
- 2016年 慶應義塾大学 非常勤講師
- 2018年 東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究所 特任教授
学会等活動
- 2005年- 日本磁気学会論文委員会委員
- 2005年- 日本物理学会領域3(磁性)世話人
- 2009年- 第11回国際フェライト会議, Program Executive Committee
- 2011年- NPG Asia Materials (Springer Nature), Associate Editor
- 2013年- 日本磁気学会編集・論文委員会幹事、分野主査 (Editor-in-Chief)
- 2013年- 日本磁気学会論文賞・学術奨励賞・出版賞選考委員
- 2017年- 応用物理学会スピントロニクス研究会庶務幹事
受賞
- 2000年 第13回安藤博記念学術奨励賞
- 2004年 第3回船井情報科学奨励賞
- 2004年 手島工業教育資金団 中村研究賞
- 2005年 文部科学大臣表彰 若手科学者賞
- 2007年 東工大挑戦的研究賞
- 2011年 応用セラミックス研究所所長賞(研究業績部門)
- 2013年 ICF 11 New Product & Novel Technology Award
- 2016年 13th Joint MMM-Intermag Best Poster Award
- 2019年 日本磁気学会令和元年度優秀研究賞
研究について
- 学部4年生で研究室に配属されはじめて取組んだ研究は4d遷移金属ナノ粒子における強磁性発現機構に関する研究でした。当時、あまりに広くは興味を持たれていませんでしたが、今でも個人的には大変思い入れのある研究で、私のナノ磁性研究者としてのルーツになっています。一方で巨大磁気抵抗などの発見などもあり、表面・界面の磁性研究が活況を帯び、スピントロニクス分野の誕生とともに、ナノ磁性・スピン物性(スピントロニクス)の研究が私の興味の中心となってゆきました。研究は思い通りに行かないこともしばしばですが、他人のことは気にせずに、自分の興味のあることを根気強く続けて行くことが非常に大切だと思っています。過去の成功した研究者は、多くの場合、このような姿勢で研究に取り組み、幾多の困難を乗り越えて誰も見たこともない新しい発見をしています。これから研究を始める学生の皆さんには、このような困難を物ともせず、新しいものことにチャレンジして欲しいと願っています。
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名古屋大学大学院理学研究科
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